ご挨拶

2020年という大きな節目の時代を迎え、SDGsの考え方や取り組みも積極的に発言されるようになり、社会は多様性の必要性を「認知」する時代から「受容」し、寛容にそれを受け入れ、調和に繋げていこうという時代になりました。

CialFrame(シャルフレーム)は(旧一般社団法人日本セクシュアルマイノリティ協会)、2005年に、LGBT(LGBTQ)の総合支援団体として日本で最初に創立いたしました。 私を含む初期メンバーがこの団体を立ち上げた当時の日本では、「LGBT」という単語は全く一般的ではない時代でした。

CialFrameでは、設立当初めざした形、個性を生かして「イノベーション」を作り続けられる環境を、今までの経験と「EESa!プロジェクト」を通じて実現してまいります。
その中心となるEESa!プロジェクトとは、関わる全ての人に新しい価値を提供する、「コミュニティ型多様化促進プロジェクト」と位置づけ立ち上げております。

2020年、CialFrameは総合支援団体から一歩進み、みんなで笑顔になれる環境を整える団体へと進化しました。創立15年を踏まえ、今後様々な性あり方を含む、多くの方々にとって、今よりもっと過ごしやすく自由な選択をできる環境が整っている社会を実現すべく、活動していく所存です。

2020年6月20日

一般社団法人CialFrame
代表理事

役員紹介

代表理事
中根吉美 Yoshimi Nakane

二児の母。恋愛観が人と異なることで、過去には人として欠陥品なのかと悩んだ事がある。自身の半生から「本当の意味で誰にでも住みやすい社会とはなにか。この経験を生かし大きな意味で人の役に立ちたい」と考えてきた。学生時代にレズビアンとトランスジェンダーから告白されたが、それより何年か後の大切な人のカミングアウトに心底驚いた。人生をかけてセクマイの問題と向き合おうと思うきっかけとなった。

理事/EESa!特別講師
勝呂太尊 Hirotaka Suguro

静岡県出身。学生の時に同性の友人から告白をされる。その後、仲の良かった友人からのカミングアウトを違和感なく受け入れたことで、本人を含めた周りから疑問の声が上がった。その反応が意外で、社会に対して、「受け入れることを疑問に思わないでほしい。正しい知識をしっかりと知って欲しい。」と思い活動するようになる。趣味はドライブ。