就職活動

こんにちは。中村です。
年齢がばれますが12コ離れた大学3年生の妹がいます。

一時期、学生の就職活動のスタートがどんどん早まり、2年生から面接やインターンなどに振り回された学生の方も多かったそうですが、今はまた元に戻りつつあるようです。それでも企業は意識の高い学生を早めに囲いこんでおきたいようなので、企業説明会や就活フェアなどのイベント案内はとても多いそうです。
私の妹は「あれは企業のためのイベントだもんね」という見方をしていて、足を運ばないと言っていました。

さて、就職活動の話になるといつも思い出すエピソードがあります。私の高校の後輩が就職活動に悩んでいた時のことです。10コも下なので在学中には面識がありませんが、同じ部活の卒業生の集まりで会ったときに彼女が就活に悩んでいました。

その後輩はとても素直で仲間思いでどんな組織でも彼女のような仲間を欲しがるに違いないと思いました。でも当の本人は色んな情報に翻弄されたり周りの友人と自分を比べたりして、どんどん自信をなくしていました。

「◯◯さん、あなたの目の前に二人の男性が現れたとして、一人目の人は『俺はお前の長所も短所も全部知ってる。俺がお前と付き合ったらお前の短所もきっと直せる。だから俺と付き合え』って言ってきて、二人目の人は『◯◯さん、僕はあなたのことはまだ何一つ知らないけれど、あなたのためにできる限り努力してあなたを幸せにする自信だけは誰にも負けません』って言ってきたら、どっちがいい?」
と訊いてみました。

後輩は二人目の人を選び、僕は自分が面接官ならそういう人を採用したいなと伝えました。
他にもお茶を飲みながらいろいろ話した気がしますが、とにかくそれで後輩は気持ちが楽になったみたいで、二時間前よりはだいぶ明るい表情で帰ってくれました。

それからしばらくの月日が流れて後輩が連絡をくれて、なんと希望した4つの企業で4社とも内定をもらえたと言うのです!
彼女は「中村先輩のお陰です!」と言いましたが僕からしたら当然の結果でした。もちろん、自分のことのように嬉しかったです。

さらに彼女が口にしたのは「面接を受ける度にどんどん自分の軸が定まっていったんです」という言葉。これには感動しました。すごい、と。

自分の考え・立ち位置をはっきりさせることで周りと良い関係が気づけるんですね。勉強になりました。

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